【医師監修】痛風の症状が足に出る原因とは?発作を起こさないための7つの対処方法

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BoDiSIL編集部

足の付け根くるぶしかかとが痛い、関節痛に悩まされているといった方は、もしかすると痛風を患っているかもしれません。

痛風は、中高年だけでなく、20代、30代といった若い世代の方でも発症してしまう病気なので、関節痛に悩まされるようになったら注意が必要です。

今回は、痛風の症状が足に出る原因や、発作を起こさないための7つの対処方法を解説していきます。

成田亜希子医師
監修:成田亜希子医師

診療科目:内科、皮膚科
略歴:国立大学医学部失業後、一般内科医として勤務。公衆衛生の分野にも携わり、国立医療科学院にて感染症や予防医学の研修も積んでいる。
所属学会・団体:日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会

痛風の症状が足に出る原因について

痛風は、血液中に尿酸という老廃物が溜まる事で起こります。

血液中の尿酸が一定以上に増えると、尿酸の結晶が関節部分に蓄積され炎症を起こしてしまい、痛みが生じるようになるのです。
男女ともに尿酸値が7.0mg/dLまでは基準値内です。 これを超えると異常で、高尿酸血症と呼ばれます。

特にくるぶしやかかとなどには老廃物が溜まりやすいので注意が必要です。

足の裏には、臓器や耳、目、リンパ腺、心臓、胃などのツボが集中していて、第二の心臓とも呼ばれるぐらいに大切なパーツです。

また、初発症状は足に出ることが多いですが、耳介にも痛風の結晶がたまりやすく、尿管に痛風結石ができるとそれが排出される時に非常に強い痛みを生じることもあり、注意が必要です。

耳介(じかい、pinna)または殻(じかく)とは、動物ののうち、外に張り出て飛び出している部分のこと。 外耳の一部。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%B3%E4%BB%8B

痛風の人の食生活や運動習慣などの生活習慣は、高血圧糖尿病などを同時に引き起こす可能性もあります。

高血圧や糖尿病は自覚症状が少ないため、放置されがちですが痛風は強い痛みを生じ病院受診のよいきっかけとなります。

痛風が疑われた場合には、早めに病院を受診し、適切な検査を受けて全身の状態をチェックしましょう。

  • 尿酸値は7.0mg/dlを超えると高尿酸血症
  • 足だけでなく手や耳介にも症状が出ることも
  • 高血圧や糖尿病を同時に引き起こすことも

痛風の症状

痛風の主な症状は、足の親指の付け根や関節が激しく痛むといった場合が多いようです。

体内の尿酸の量が増えると、関節や足に蓄積されて尿酸塩結晶となって固まっていくのですが、尿酸の結晶を白血球が異物と判断して必至で攻撃を始めだすので、痛みが生じるようになるのです。

場合によっては、足の親指の付け根などが赤く腫れ上がる事もあります。

一時的に炎症が治まっても関節や足の部分に尿酸塩結晶がある限り、痛みが再発する恐れがあるので日頃から生活習慣を変えていくことを意識しましょう。

痛風の症状を改善するために必要な7つのポイント

1.プリン体の摂取を控える

痛風の原因となる尿酸は、ビールレバーなどに含まれているプリン体が元になっています。
尿酸値が気になる方はこれらの食品を控えましょう。

プリン体の多い食品プリン体含有量
レバー類210~320mg/100g
白子300mg/100g
一部の魚介類 エビ、イワシ、カツオ210~270mg/100g
ビール12~25mg/350mL
地ビール19〜55mg/330mL

300mg以上=極めて多い
200~300mg=多い
50〜100mg=少ない
50mg以下=極めて少ない

参考サイト:https://www.tufu.or.jp/gout/gout4/447.html

2.アルコール摂取を控える

アルコール類には、尿として尿酸が排出されるのを妨げる作用があるので、摂取は控えた方が良いです。

加齢に伴い腎臓や肝臓といった内臓の働きも衰えてくるので、アルコールを消化する力も弱まっています。

ビールにもプリン体が多く含まれているので、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒をセレクトし、痛風予防に努めて下さい。

プリン体の多いアルコール飲料プリン体含有量
ビール12~25mg/350ml
地ビール19〜55mg/330ml
紹興酒21mg/180ml
プリン体の少ないアルコール飲料プリン体含有量
焼酎(アルコール25%)0mg/100ml
ウイスキー0.1mg/100ml
ブランデー0.4mg/100ml
ワイン0.4mg/100ml
日本酒1.2mg/100ml
参考サイト:https://www.tufu.or.jp/gout/gout4/73.html

3.水分補給を積極的に行い尿酸の排出を促す

水分が足りないと、消化管や尿から排出される尿酸の量が低下していきます。

尿酸がスムーズに排出されなくなると、痛風のリスクが高まるので注意が必要です。

特に夏場は汗をかいて脱水症状に陥りやすいのですが、アルコールは控え、体内の余分な老廃物の排出を促す作用のあるミネラルが豊富な水や、デトックス効果のある和漢成分や西洋ハーブ成分のお茶を摂取していきましょう。

4.アルカリ性食品を摂取する

尿酸が血液中で結晶化してしまうと、下半身や足の関節に蓄積されていきます。

関節や足などの先端部分に尿酸が蓄積されるのを防ぐためには、血液をアルカリ性に傾かせると尿酸が尿に溶けて体外へと排出されやすくなります。

アルカリ成分を多く含むを食品を積極的に摂取しましょう。

アルカリ成分が豊富な食べ物

  • わかめ
  • 昆布
  • ひじき
  • キノコ類
  • フルーツ

これらの食品は、アルカリ成分が豊富なだけでなく、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった健康維持に大切な栄養分も摂取できるのでオススメです。

5.激しい運動を控える

激しい運動を行うと、尿酸が固まって殻ができた結節が破壊され、殻の中の尿酸が正常な組織中に放出されるため、白血球の攻撃が生じて強い痛みを生じます。

このプリン体が肝臓で尿酸に変わり、スムーズに尿として排出できなくなった尿酸が結晶化して関節や足の指の付け根の部分に蓄積されて、尿酸が固まって結晶になってしまうのです。

激しい運動を行う事によって汗が大量に流れ出て脱水症状に陥った時も、尿酸値は上昇していくので注意しましょう。

運動するのであれば、ウォーキング軽いジョギングヨガ、ZUNBAなどのエクササイズがおすすめです。

激しい運動はせずにウォーキングなどの軽い運動がオススメ

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6.とにかく肥満予防に努める

痛風を患っている方の約60%は、肥満体質と言われています。

以下の点に注意して肥満にならない生活を心がけましょう。

  • 早寝早起き
  • 腹八分目
  • 間食をやめる
  • 糖質を控える
  • アルコールを控える
  • 軽い運動を継続する

7.リンパマッサージを行う

尿酸や毒素、老廃物などは、関節や足に溜まりやすくなっています。

自らの力で上手く排出できない尿酸や毒素、老廃物などは、リンパマッサージでデトックスを促すのがオススメです。

マッサージを行う時には、マッサージオイルやジェルを使用するとすべりが良くなります。

お風呂でリンパマッサージを行うと体が温まってより排出能力が高まるので、湯船で体をしっかり温めた後に洗い場で行うのがおすすめです。

他にはマッサージソルトを活用するのがおすすめです。

バスソルトにはミネラルが豊富に含まれていて、マッサージを行うことで毛穴から体内へとミネラル成分が浸透していきます。

デトックス効果によって代謝力が高まるので、余分な尿酸も汗と共にスムーズに排出することが可能となります。

痛風の発作があるときや炎症を起こしているときは温めたりマッサージを行うと症状が悪化することがあるので控えましょう。

まとめ

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BoDiSIL編集部

今回は、痛風の症状が足に出る原因と7つの対処法について解説していきました。

痛風になりやすい生活習慣は放っておくと、糖尿病高血圧症などを患うリスクが高まるので非常に注意が必要です。

たかが痛風と思わず、普段の生活習慣を見直すことが重要です。

今回紹介した控えた方がいいこと、食事、ケアの方法をコツコツ実践していきながら、しっかりケアしていって下さいね。

BoDiSIL編集部

BoDiSIL編集部

現役看護師、保育士資格保持者、元化粧品販売部員など、計5名で構成。
ココロとカラダの悩みを解決し、人生を豊かに導くをテーマに発信しています。

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